処方箋なしでお薬が買える理由を解説します
病院でもらっているお薬の中には、処方箋なしで買えるものがあることをご存知ですか?
「え?そんなのできるの!?」
と思われる方がほとんどだと思います。
今回はそんな方へ向け、処方箋なしでもお薬が買える仕組み・制度をご説明いたします。
読み終える頃には不安や疑問が解消しているでしょう!
処方箋なしで病院の薬が買える薬局
「薬局」と聞いてイメージするのは、処方箋を持っていく形の薬局でしょう。
しかし最近では、処方箋要らずの「処方箋なし」薬局が増えつつあります。
”なんで処方箋なしで買えるの?”
と疑問に思いますよね。
1つ1つ解説していきます。
病院でもらうお薬は一部は処方箋がなくても零売薬局で買えます
まず、理解しやすいようにお薬の種類の説明から始めます。
お薬の種類はざっくり2種類に分けられます。
①一般用医薬品(=市販薬)
②医療用医薬品(=病院の薬)
それぞれの特徴は以下の通りです。
《一般用医薬品》
特徴:
■自分の手に取ってお薬を見れる・触れる
■比較的作用は穏やか
■通販で買うことも可能
《医療用医薬品》
特徴:
■専門の資格を持った人でないと扱うことができない(例えば、医師・薬剤師など)
■一般用医薬品と比べると強い作用を示す
■通販はできない
ざっくりですが、以上の2種類が存在します。
どちらもイメージはできたかと思います。
さらに医療用医薬品は2種類に分けられます。
【医療用医薬品=処方箋医薬品+非処方箋医薬品】
処方箋医薬品:必ず処方箋が必要なもの
非処方箋医薬品:処方箋がなくても扱えるもの
医療用医薬品は基本的には処方箋を元に扱われるお薬なので、「絶対処方箋が必要なお薬」と認識される方がほとんどでしょう。
実は、非処方箋医薬品と呼ばれ、処方箋を必要としない医薬品も存在します。
零売という制度を利用して処方箋なしで購入できます
医療用医薬品の中には「非処方箋医薬品」と呼ばれる処方箋なしでも購入できる医薬品が存在するとご説明いたしました。
この非処方箋医薬品を販売するための制度を「零売制度」と呼びます。
処方箋なしで販売するにあたり、様々な決まりがあります。
■薬局にて薬剤師対面の元でしか販売できない
■原則として、病院を受診できない方が対象
■必要最小量とする
などなど…
このようなルールが定められております。
購入する際に薬剤師がご説明いたします。
なかなか病院に行く時間がない方や、何らかの理由で受診できない方が零売制度を利用して購入されます。
”薬局は処方箋を持っていく場所”と思われがちですが、実は零売薬局のように”処方箋なしの薬局”もあります。
処方箋なしで薬局で買えるお薬、買えないお薬
処方箋なしでもお薬が購入できるのはわかったけど、どんな薬が買えるのか気になる!
という方に向けて、簡単ではありますが、処方箋なしで買える薬と買えない薬を図で示します。
注意していただきたいのが、例えば、胃腸薬は処方箋なしで買える部類に入っていますが、中には一部処方箋が必要なお薬がございます。
そのため、ご希望のお薬が買えるかどうかは直接お問い合わせいただければと思います。
すぐお答えいたします。
処方箋なしのお薬を薬局で買う時のメリット・デメリット
次に、零売制度でお薬を買うことのメリットとデメリットについて解説いたします。
処方箋なしで薬が買える零売制度のメリット
■短い待ち時間でお薬が買える
■いつもよりお薬をもらう手間が省ける
■気軽に薬剤師と相談ができる
メリットは、やはり、利便性でしょうか。
従来は、
病院→受診→処方箋交付→薬局で処方箋渡す→お薬のもらう
このような流れを辿ると思います。
零売の場合は、処方箋を扱うことがないので、短時間でお薬を購入できます。
処方箋なしで薬が買える零売制度のデメリット
もちろん、デメリットもございます。
■お薬の種類によっては、希望のお薬が買えないことがある
■自分でケアすることになる
■保険が使えない
ご希望のお薬が処方箋が必要なお薬だった場合、販売はできかねます。
また、薬剤師とカウンセリングの上での販売になるのですが、医師の診察はありません。
そのため、お薬を服用していても症状が改善されない場合などは医師の診察を勧めさせていただきます。
患者様の健康を願うのが我々医療人の使命ですので、相談等にはしっかりと対応いたしますのでご安心を。
実際に零売薬局で処方箋なしで薬を購入しているお客様から頂く感想
ここで、実際にご利用いただいた方からよくいただくお声をいくつかご紹介したいと思います。
「最初、処方箋なしでお薬を購入できるか不安だったけど、説明を聞いたら安心した。」
「薬剤師の方と距離を感じずに相談できるのがありがたい。」
「いつも定期的に飲んでいる薬があるが、どうしても病院に行けないため処方箋なしで欲しかった。便利で嬉しいです。」
「処方箋なしで買うことによって、逆に以前より健康意識が高まっている気がする。」
などなど、嬉しいお言葉をいただいております。
また、自分でケアするのには限界があるので、定期的にお医者さんに診てもらうようにしましょう。
現場の薬剤師からの願い
今回、零売制度のご説明をさせていただきました。
いかがだったでしょうか?
ほとんどの方が、処方箋なしでお薬が買えることをご存知なかったのではないでしょうか。
上記でもお伝えしましたが、メリットと共にデメリットもございます。
しっかりと把握した上でご利用いただけたら幸いです。
また、薬剤師は薬の知識の他に、病気についてもある程度熟知しております。
ですので、お薬だけでなく健康に関する相談も乗ることが可能です。
とは言え、基本的には”医師の診察”が1番であることには間違いありません。
そのための事前のサポートを担うのが、薬剤師の役割の1つだと考えております。
上手に自分と向き合い、健康で豊かな人生を送れるよう、当店は全力でサポートいたします!
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