サリチル酸ワセリンはドラッグストアで売っている？

『足がなんだかむずむずしてかゆい！』
『かかとのザラザラが気になる！』

カサカサ足がどんどんと進行しているといった経験はありますか？

そんな時に使うお薬は色々とありますが、ドラッグストアで買えるお薬でよく効くものがあれば嬉しいですよね！

サリチル酸ワセリンはご存じでしょうか？

サリチル酸ワセリンは元々医療用医薬品として販売されていましたが、ドラッグストアで買うことができるのか疑問に思う方が多いと思います！

今回それらについて解説していきたいと思います！

サリチル酸ワセリンはどこで売っている？

サリチル酸ワセリンは水虫や角化症、足のザラザラ、ざ瘡、乾癬、ウオノメやタコ、イボといった様々な病気に使える便利な軟膏です！

そんな便利なサリチル酸ワセリンは一体どこで売っているのでしょうか？

市販薬に含まれるサリチル酸の製剤は、数多く存在しています。

ドラッグストアでも販売しているものも多くありますので、ドラッグストアの登録販売者や薬剤師の方に相談すれば、発見することができるでしょう！

サリチル酸ワセリンには濃度が5%と10%の2種類があり、5%はドラッグストアで買うことができます。

10%の方は医療用の成分になりますので、ドラッグストアでは買うことができません。

もちろん濃度が濃い方が効果も強くなります！

実は、医療用高濃度のサリチル酸ワセリンを購入できる場所があります！

それは零売薬局という薬局です！

ここはドラッグストアと違って、医療用のサリチル酸ワセリンを購入することができるんです！

ドラッグストアで売っているサリチル酸ワセリンについて

ドラッグストアで売っているサリチル酸ワセリンですが、濃度が薄いサリチル酸（5%）を含んでいて、よく似ている軟膏が存在します。

また一部のドラッグストアでは、5％サリチル酸ワセリンを買うことができるようです！

ただし、10％サリチル酸ワセリンは、通常のドラッグストアでは買うことができず、医療用医薬品を購入できる零売薬局でのみ処方箋なしで買うことができます！

実際にサリチル酸ワセリンを必要とする場合には、ドラッグストアではなく、零売薬局を探すことをおすすめします！

ドラッグストアと医療用のサリチル酸ワセリンの違い

ドラッグストアや零売薬局で買えるサリチル酸ワセリンについては、先ほど述べた通りになります１

医療用のサリチル酸ワセリンとそれらはどのように違うのでしょうか？

ドラッグストアで買えるサリチル酸ワセリンは、濃度が薄いもののみ存在しており、10％と通常よりも濃度が濃いサリチル酸ワセリンについては、医療用としてのみ存在しております！

そのため、薬効に差が生じてくるのが大きな違いと言えるでしょう！

そしてドラッグストアや零売薬局で購入できるサリチル酸成分については、ウオノメやタコ、イボなどに使用したり、消炎剤として使用されることが多く、用途が少々異なることが特徴です。

サリチル酸ワセリンとは？

ここまでドラッグストアで買えるサリチル酸ワセリンや、それらと医療用医薬品としてのみ販売されている10％サリチル酸ワセリンについて紹介してきました！

ではそれらのサリチル酸ワセリンですが、実際にはどのように使用されるのでしょうか？

効果としては、前置きでもお伝えしているとおり、水虫や乾癬といった皮膚の病気、角化症、足のザラザラ、アトピー性皮膚炎、腋臭、ざ瘡、多汗症、ウオノメやタコ、イボなどなど、数多くの病気に使用されています。

ただし、便利な反面、サリチル酸という成分が多く含まれているため、塗る周囲が化膿して、皮膚がただれている状態にあるなどの場合、そのまま塗ることで過敏症状などが起こる可能性もあります！

また大量使用するなど不適切な使用をすることで、全身性の副作用が起こる可能性も少なからずありますので注意をしましょう。

サリチル酸ワセリンの効果的な使い方

サリチル酸ワセリンというのは、様々な疾患に使用するとお伝えしましたが、簡単に言えば、皮膚がカチカチとなったような固くなる症状、いわゆる角化症という状態に対してサリチル酸ワセリンを塗ることで、最も効果を発揮すると考えられています！

例えば、水虫は白癬菌という菌が角質層に存在していますが、角質をしっかりととる（いわゆるピーリング）ことで白癬菌も一緒に剥がし落とすことができます！

そのため、症状としてカサカサ、がちがちとなった皮膚の状態であるときに塗るものとして認識しておきましょう。

ドラッグストアで買えるサリチル酸ワセリンとドラッグストアで買えないサリチル酸ワセリンと効果的な使い方について、それぞれ状態を確認しておくと良いでしょう！

まとめ

いかがでしたでしょうか？

サリチル酸ワセリンの販売しているドラッグストアや零売薬局について簡単に解説しました！

またドラッグストアで販売しているサリチル酸ワセリンと医療用でのみ存在している高濃度のサリチル酸ワセリンについての違いについても紹介しました。

実際に使用するにあたって、どういった症状に向いているかなどもなんとなく把握していただけたのではないでしょうか。

濃度が濃い方が効果としては期待できます！

本記事の監修者

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
店主＆薬剤師　箱石智史