七物降下湯

処方箋なし市販で買える七物降下湯

処方箋なし市販の七物降下湯の概要

処方箋なし市販で購入できる七物降下湯について

七物降下湯は高血圧に伴う諸症状（頭痛、頭重感、肩こり、のぼせ、耳鳴り、めまい）に効果のある漢方薬です。

血管を広げて血流を改善させ、血圧上昇抑制効果があります。

漢方で言うところの「気」と「血」を補い、循環を改善することで症状を和らげます。

虚弱体質、顔色が悪く、冷え症気味の方に適していると言われております。

処方箋なし市販で購入販売できるお薬です。

処方箋なし市販七物降下湯の効果

七物降下湯は以下の効果を持ちます。
（ツムラ 46 七物降下湯の添付文書より引用）

身体虚弱の傾向のあるものの次の諸症：
高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重)

七物降下湯の飲み方（服用方法）

七物降下湯の飲み方は以下の通りとなります。

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

処方箋なし市販の七物降下湯の副作用

七物降下湯の添付文書には以下の副作用が報告されております。
（ツムラ 46 七物降下湯の添付文書より引用）

・食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等

頻度は低いですがこのような症状が出た場合、使用を中止し医師の診察を受けてください。

七物降下湯に含まれる生薬（成分）

ツムラ 46 七物降下湯 7.5g中（1日量）に以下の生薬が含まれております。

各生薬の効果

◎シャクヤク（芍薬）
鎮痛、鎮静、筋弛緩、抗けいれん、血管拡張、抗炎症効果

◎センキュウ（芎藭）
血の滞りの改善、生理不順、生理痛、腹痛、冷え性を改善

◎トウキ（当帰）
補血、冷え症、月経不順、貧血の改善

◎チョウトウコウ（釣藤鈎）
鎮静、鎮痙、降圧、目の充血・かすみお改善。
精神の興奮を鎮める。
高血圧による頭痛、めまい等の改善

◎オウギ（黄耆）
水の代謝改善（滞りを改善）

◎オウバク（黄柏）
健胃、消炎、清熱、解毒、湿疹

◎ジオウ（地黄）
補血、解熱、強壮

処方箋なし市販で買える七物降下湯の注意点

七物降下湯を服用する際、以下に該当する方は服用する際に注意が必要です。

詳しくは担当の医師または薬剤師に相談してください。

・著しく胃腸の虚弱な方
→食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがあります。

・食欲不振、悪心、嘔吐のある方
→これらの症状が悪化するおそれがあります。

・妊婦の方
→妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与することとされております。

・授乳婦
→治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討することとされております。

・小児等
→小児等を対象とした臨床試験は実施されておりません。

・高齢者の方
→減量するなど注意することとされております。一般に生理機能が低下しております。

処方箋なし市販の七物降下湯の飲み合わせ

処方箋なし市販で購入できる七物降下湯は特に注意すべき飲み合わせはありません。
他の漢方薬と併用される際は配合されている生薬が重複することがありますので、事前に薬剤師等に飲み合わせの確認をしてください。

その他の注意点

●七物降下湯を始めとする漢方薬は様々な生薬を含んでおります。副作用防止の観点から他の漢方薬と併用される際は必ず事前に飲み合わせを確認するようにしてください。
●七物降下湯を使用しても症状が改善されない場合は医師の診察を受けましょう。
●七物降下湯などの処方箋なし市販で購入できる医療用医薬品は通販できません。
●飲み忘れた場合は一度に2回分を服用せず、必ず1回分に留めてください。
●処方箋なしのお薬や市販のお薬と併用する場合は注意しましょう。

参考文献

添付文書
くすりのしおり（ツムラ 46 七物降下湯エキス顆粒）
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

この記事を書いた人

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
代表＆薬剤師　箱石智史
薬剤師歴：8年

七物降下湯は高血圧の方に適した漢方薬です。

高血圧による頭痛、頭重感、めまい、肩こり、耳鳴り、のぼせ等に効果があります。

また血圧上昇を抑制する効果もあります。

虚弱体質の方に適していると言われております。

処方箋なし市販で購入販売できるお薬です。

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