カルボシステイン錠250mg/500mg

零売対象カルボシステイン錠｜処方箋なしで市販で買える薬

処方箋なしで市販で購入できるカルボシステイン錠の概要

この記事について

本記事では以下の項目について現役の薬剤師が執筆しております！

◎処方箋なしで市販で買えるカルボシステイン錠の効果・副作用・飲み方・飲み合わせについて
◎薬剤師の視点・経験から見るカルボシステイン錠について
◎処方箋なし市販で買えるカルボシステイン錠の注意点について

薬剤師の視点・経験から見るカルボシステイン錠

処方箋なしで市販で買えるカルボシステイン錠は主に去痰の効果を持ち、様々な状況で処方されるお薬です。

他には排膿の効果もあります。

風邪で1番処方されることが多く、気管支炎や気管支喘息、副鼻腔炎で処方されます。

風邪薬とセットでの処方が多いです。

副鼻腔炎の際には抗生剤とセットで処方されます。

市販の薬の中にもカルボシステイン錠と同成分を含むものが販売されております。

処方箋なしで市販で買えるカルボシステイン錠の効果

処方箋なしで市販で買えるカルボシステイン錠には以下のような効果があります。
（カルボシステイン錠「JG」添付文書より引用）

◎下記疾患の去痰
上気道炎（咽頭炎、喉頭炎）、急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核
◎慢性副鼻腔炎の排膿

カルボシステイン錠は主に去痰効果があります。

カルボシステイン錠の飲み方

処方箋なし市販のカルボシステイン錠の正しい飲み方は以下の通りとなります。

カルボシステインとして、通常成人1回500mg（250mg錠の場合：1回2錠）を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
（カルボシステイン錠「JG」添付文書より引用）

カルボシステイン錠の副作用

処方箋なし市販のカルボシステイン錠の副作用は以下のものが報告されております。
（カルボシステイン錠「JG」添付文書より引用）

〈0.1%-5%未満〉

食欲不振、下痢、腹痛、発疹

〈0.1%未満〉

悪心、嘔吐、腹部膨満感、口渇、湿疹、紅潮、そう痒感

〈頻度不明〉

浮腫、発熱、呼吸困難

いずれも頻度は低いです。
カルボシステイン錠を服用していて上記のような症状が現れた場合、副作用が考えられますので使用を中止し医師の診察を受けてください。

カルボシステイン錠の飲み合わせについて

処方箋なしで市販で買えるカルボシステイン錠には特段注意すべき飲み合わせはありません。

市販のお薬で同成分(カルボシステイン)を含むものがあります。
重複には注意しましょう。

先発/ジェネリック医薬品

処方箋なし市販のカルボシステイン錠はジェネリック医薬品です。
先発医薬品は「ムコダイン錠」になります。

カルボシステイン錠の注意点

肝機能に障害のある方

肝機能の数値に影響を及ぼす可能性があります。

妊婦の方

妊娠または妊娠の可能性のある女性には投与しないことが望ましいとされています。

授乳婦の方

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討することとされています。

その他の注意点

■処方箋なしで市販で買えるカルボシステイン錠を服用する際、必ず指示された用法用量を守りましょう。
■市販のお薬や処方箋なしのお薬などと併用する際は、薬剤師などに飲み合わせを確認してください。
■市販のお薬でも有効成分のカルボシステインが含まれる商品があります。
■処方箋なし市販のカルボシステイン錠を使用しても症状が改善しない場合は医師の診察を受けてください。
■妊婦又は妊娠している可能性のある方、授乳婦の方は服用しないことが望ましいです。

参考文献

添付文書
くすりのしおり(カルボシステイン錠250mg)
くすりのしおり(カルボシステイン錠500mg)

この記事を書いた人

〈処方箋なしでも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
店主＆薬剤師　箱石智史

処方箋なしでも市販で買えるカルボシステイン錠は去痰薬でとてもメジャーなお薬です。
風邪やインフルエンザ、コロナウイルス感染症の際に他のお薬とセットでよく処方されます。
市販のお薬にも同成分を含む物が販売されております。
副鼻腔炎でも活躍するお薬です。