シーピー配合顆粒

［処方箋なし市販で購入できるシーピー配合顆粒］

零売対象シーピー配合顆粒｜処方箋なし市販で薬局で購入できる薬

処方箋なし市販のシーピー配合顆粒の概要

処方箋なしで買える医療用ビタミンCシーピー配合顆粒の特徴

処方箋なしで買えるシーピー配合顆粒について解説いたします。

処方例について

シーピー配合顆粒は一般的に、

◎皮膚科（美容皮膚科）
◎美容クリニック

にて処方されることが多いお薬です。

ビタミンCが不足している方はもちろんのこと、妊婦・授乳婦の方や肌荒れ・ニキビのある方、美容など様々な状況で用いられております。

作用機序について

処方箋なしで購入できるシーピー配合顆粒は以下の成分が配合されております。

①アスコルビン酸（ビタミンC）
②パントテン酸カルシウム

そして、以下のような作用を持ちます。

◎ビタミンCの補給
◎炎症後色素沈着

ビタミンCの効果について

ビタミンCは一部の動物では体内で合成することができます。
人間は合成できないため、食物やサプリメントなどで外部から摂取する必要があります。

不足することはあまり少ないですが、食生活の乱れや喫煙などいくつかの要因により不足してしまうことがあります。
現在ではビタミンC配合の商品が数多く存在し、意識をしてビタミンCを補給する方が増えています。

ビタミンCは別名、アスコルビン酸と呼びます。
ビタミンC(アスコルビン酸)は体内のコラーゲン生成に必須の成分です。
また、皮膚のメラニン生成を抑制(シミ)する効果や免疫力を高める効果も持ちます。
さらに酸化を抑制する効果もあり、万能ビタミンでもあります。

ビタミンCは水に溶けやすく、水溶性ビタミンの1つです。
熱にも弱い特徴があるため、料理をする時は水にさらし過ぎず、加熱は短時間に済ませるのが良いです。
3分以上茹でるとビタミンCは半減すると言われております。

パントテン酸の効果について

パントテン酸は別名ビタミンB5とも呼ばれるビタミンです。
ビタミンC(アスコルビン酸)とは異なり、体内で合成することができます。

エネルギー産生や脂質・タンパク質・糖質の代謝にも関与しています。
また、ビタミンCの作用を高める効果もあります。

皮膚を正常に保つために必要な成分となります。

副作用について

シーピー配合顆粒には以下の副作用が報告されています。

〈頻度不明〉

胃部不快感、悪心・嘔吐、下痢等

服用していて異常を感じた場合、すぐにご相談ください。
また、医師の診察を受けましょう。

飲み合わせについて

シーピー配合顆粒と飲み合わせの悪いお薬はありません。

市販のビタミンCサプリメントを服用中の方は過剰摂取になるため、できるだけ控えるようにしましょう。

先発/ジェネリックについて

処方箋なしで買えるシーピー配合顆粒は後発医薬品(ジェネリック医薬品)となります。

シーピー配合顆粒とシナールとの違いとは？

シーピー配合顆粒とシナール(錠・顆粒)は、有効成分または有効成分量が同じであるため大きな違いはありません。

添加物に若干の差がありますが、効果に影響を及ぼすことはないでしょう。

以下に添加物を示します。

シーピー配合顆粒に含まれる添加物

白糖、水酸化Mg、ヒドロキシプロピルセルロース、黄色三二酸化鉄

シナール配合錠に含まれる添加物

トウモロコシデンプン、白糖、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、リボフラビン、黄色5号、黄色三二酸化鉄

シナール配合顆粒に含まれる添加物

トウモロコシデンプン、白糖、リボフラビン、ヒドロキシプロピルセルロース、黄色三二酸化鉄

シーピー配合顆粒の注意点

使用上の注意点について解説いたします。

臨床検査に及ぼす影響

添付文書上に、以下の記載があります。

""各種の尿検査で、尿糖の検出を妨害することがある。［アスコルビン酸（ビタミンC）による。］""

""各種の尿試験紙法による尿検査（潜血、ビリルビン、亜硝酸塩）・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある。［アスコルビン酸（ビタミンC）による。］""

→→→つまり、ビタミンCの摂取により糖尿病の有無を判定する尿検査で、糖の検出を抑える可能性があります。（陽性の場合に陰性にしてしまう可能性がある）
また、尿・便中の潜血検査で陽性だった場合に偽陰性にしてしまう可能性があります。

このような誤判定を防ぐために、検査2-3日前からビタミンCの服用を控えましょう。
詳細は担当の医師に相談してください。

市販で買える？

シーピー配合顆粒は市販では販売されておりません。
ビタミンCを含むサプリメントは多数販売されおります。

その他の注意点

■飲み忘れてしまった場合は、1度に2回分を服用せず、1回分だけ服用してください。
■指示された用法用量はしっかり守りましょう。
■シーピー配合顆粒を使用しても症状が改善しない場合は医師の診察を受けてください。
■他の処方箋なしのお薬と併用する場合や、市販薬(特にビタミンCサプリ)併用する場合は事前に医師または薬剤師に相談しましょう。
■処方箋なしで買えるお薬は通販できません。

参考文献

添付文書（シーピー配合顆粒）
くすりのしおり（シーピー配合顆粒）
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

この記事を書いた人

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
代表＆薬剤師　箱石智史
薬剤師歴：8年