フラジールは薬局で買える？

女性にとっては生理や排卵などホルモンバランスが関わることが非常に多く、体調変化が気になることが多いと言われています。

生理と生理の間にあたる排卵期には、帯下という透明なゼリーが分泌されますが、体調が悪かったり、ホルモン変化によっておりものの量が変化したり、においが悪くなったり、見た目がチーズ状になったりと体調変化が如実に表れていきます。

今回そういった症状を改善するため、薬局で買えるフラジールを使うことで、症状を改善できます！

今回、これらについて紹介していきたいと思います！

【結論】フラジールは薬局で買えます！

結論ですが、フラジールは薬局で買えます！

おりものの臭いや性状変化がある場合、細菌性膣炎の可能性があります。

そういった場合に活躍する薬として、有名なフラジールというお薬です！

フラジールというお薬、医療用のお薬であり効果も期待できます！

またフラジールは通常、処方箋をもとに扱われるお薬ですが、処方箋がない場合でも零売薬局で買えるため、早急に治療したい場合には便利です！

ただし、注意したいのは、フラジールには内服錠と膣錠と２種類ありますが、内服錠は零売対象外（処方箋が必ず必要）となり、薬局で買えるということができません。

病院受診がどうしてもできない場合にフラジール膣錠を薬局で買えるということはとても患者様には良いことですが、内服錠は薬局で買うことができないことだけは残念なところです。

薬局で買えるフラジールはどんな薬？

薬局で処方箋なし市販で買えるフラジール。

ではどういったお薬なのでしょうか？

先程も簡単に紹介しましたが、細菌性膣炎やトリコモナス膣炎といった感染症に効果があるお薬となります。

薬局で買えるフラジール膣錠は、膣に挿入するため直接的に患部に効果を発揮できます！

薬局で買えるフラジール膣錠と違い、処方箋が必要な内服錠は、飲み薬として膣炎以外にも腸炎などに効果を発揮します。

ただし、消化器症状など副作用も出る可能性があります。

薬局で買えるフラジールの使い方

薬局で買えるフラジール膣錠ですが、使い方はどうでしょうか？

通常の使い方として、１日１回１錠膣内部の奥に挿入します。

その際外陰部を清潔にすること、指で挟みこんで膣の深部までしっかりと挿入することが重要です！

一定の決まった時間に連日挿入することも重要です。

処方箋なし市販で薬局で買えるフラジール膣錠ですが、治療期間として７～14日程度必要です。

薬局で買えるフラジールの注意点

薬局で買えるフラジール膣錠ですが、水分と反応して発泡するという特徴があるため、フラジール膣錠の包装から取り出す際は注意が必要です。

また膣へ挿入してから20～30分程度は出てこないように激しい運動は控えるほうがよいでしょう！

処方箋なし市販で薬局で買えるフラジール膣錠、利点も多いですが、注意点もしっかりと把握しておきましょう。

フラジールが適用される膣炎について

薬局で買えるフラジール膣錠、使用される疾患として細菌性膣炎とトリコモナス膣炎の2種類ありますが、これらはどういった違いがあるのでしょうか？

それぞれについてまとめてみました！

細菌性膣炎について

細菌性膣炎は最も頻度が高い膣炎です。

原因としては、ストレスや体調悪化などに伴う膣内の善玉菌が減少することで悪玉菌が増殖してしますことです。

その結果、黄色の帯下が増え、魚が腐ったような独特の匂いが漂うことになります。

妊婦の方には、破水や流産や早産の原因となるため早期に治療が必要です。

胎児への影響を避けるため、内服薬ではなく特に薬局で購入できるフラジール膣錠がおすすめです。

トリコモナス膣炎について

トリコモナス膣炎は、細菌性と比べると頻度は少ないですが、トリコモナス原虫という原虫が関与する膣炎です。

原因として性行為などによる接触によって感染し発症します。

症状としては、細菌性と似て魚が腐ったようなにおいがする帯下の増加、膣内の熱感を伴うかゆみなどがあります。

また尿路にも原虫が生息している可能性もあり、薬局で買えるフラジール膣錠でも治療はできます。

フラジール膣錠を使用しても効果が薄ければ内服錠の服用も考慮すると良いです。

また外陰部を清潔にすることが予防策とされています。

まとめ

膣炎に対する治療薬として、フラジール膣錠が薬局で買えることを紹介しました。

実際、細菌性膣炎などを再発することもあり、通院して処方してもらっていた方も少なからずいらっしゃったかと思います。

フラジール膣錠が薬局で買えることでそういった方の負担も少なくなり、治療に対して前向きになれることは非常に喜ばしいことです。

薬局で買えるフラジール膣錠には正しい使い方をし、注意点を守ることでより治療効果をあげることができます。

ただし、トリコモナス膣炎の場合、膣以外の感染も起こるため、薬局で買えるフラジール膣錠を使用しても改善しない場合、病院を受診して内服錠を使用しましょう。

現代人はとても忙しく体調を崩しやすいため、フラジール膣錠を薬局で買えることで治療に本当に役立ちます！

本記事の監修者

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
店主＆薬剤師　箱石智史