抗生物質は薬局で買える？

感染症に対して抗生物質を使用することは、現代の医療において当たり前の治療となりました。

ただ、抗生物質はドラッグストアや薬店などで販売していないことが多いですよね！

実際のところ、抗生物質は薬局で買えるのでしょうか？

今回は、抗生物質についてまとめてみました！

抗生物質は薬局で買える？【解説】

感染症に罹ったときに体調を素早く改善するお薬と言えば、抗生物質です！

ただ抗生物質を手に入れようと思うと、病院を受診して処方箋をもらう必要があり、中々大変です！

もし薬局で買える抗生物質があったらどうでしょうか？

実際のところ内服の抗生物質は買えませんが、塗り薬などの抗生物質については薬局で買うことができます！

薬局で買える抗生物質について

薬局で買える抗生物質はどのような薬局で買えるのでしょうか？

世の中には、ドラッグストア、調剤薬局など多くの薬局があります。

ドラッグストアでは一部外用剤の抗生物質が販売されております。

また、一部の薬局では零売と言って、処方箋なしでも病院のお薬が買える薬局があります！

つまり、零売薬局は医療用の外用抗生物質が買える薬局となります。

処方箋を通してもらうことのできる抗生物質と同じものです。

内服薬については、処方箋が必ず必要となりますので、薬局で買えるわけではありませんのでご注意ください。

薬局で買える抗生物質の紹介

そんな薬局で買える抗生物質について少しご紹介いたします！

基本的に内服の抗生物質は薬局で買えるわけでないのですが、塗り薬などは薬局で買えることができます！

例えばゲンタシン軟膏、リンデロンVG軟膏、リンデロンV軟膏、バラマイシン軟膏などが該当します。

化膿性皮膚疾患時にはこれらの抗生物質が入った薬が零売薬局で買えるのは非常にありがたいですね！

零売薬局とは？

そもそも零売り薬局とはどのような存在なのでしょうか？

零売という言葉の意味からまず紹介する必要があります。

もともと「小売り」「分割販売」という意味があり、薬剤師が医師への診察を勧めておき、どうしても医師の受診ができない場合の緊急性のある場合に販売可能となる制度です！

そのため相互作用や重複投与防止のための薬歴管理、対面での販売が必要など条件も決まっています！

零売薬局であれば処方箋なしでも病院の薬が買えます

先程も紹介しましたが、薬局で買える医療用のお薬という側面からも、やはり高い効果だけでなく副作用も気にする必要があります！

そのため、相互作用や重複投与とならないように薬歴に記載を行い薬学的な管理を行う、インターネットのようなオンライン販売ではなく、あくまで直接対面とするなど零売薬局としての条件を満たすことで、医療用医薬品の一部を薬局で買えるようになります！

薬局で買える抗生物質の正しい使い方

薬局で買える抗生物質の塗り薬などですが、正しい使い方を知らないままでは高い効果を発揮することができません。

大切なこととして、薬局で買えるとありますが、添付文書は処方箋でもらう場合と共通です！

そのため適量を患部に塗布する、定められた用法用量で使用することが重要です。

抗生物質をむやみやたらに使用すると耐性菌が出てしまったりする可能性がありますので注意が必要です！

薬局で買える抗生物質の注意点

薬局で買える抗生物質の正しい使い方を知ることは重要です！

ただ薬局で買える抗生物質の注意点として、症状が合致しているかどうかを薬剤師の方に確認する必要があります。

内服薬の抗生物質は薬局で買える医薬品リストには含まれていないため、飲み薬を必要とする感染症（肺炎、胆嚢炎や胆管炎など）については、医師の診察と診断を受けて処方箋を頂いてください。

皮膚の化膿性疾患で軽度であるような場合に限り、薬局で買える抗生物質で対応できそうです！

まとめ

薬局で買える抗生物質について簡単に紹介しました！

薬局で買える抗生物質は、塗り薬に限定されます。

残念ながら零売薬局は処方箋なしで病院のお薬が買える薬局ですが、飲み薬の抗生物質を買えるわけではありません。

ただ、治療効果の期待できる抗生物質の塗り薬を手に入れる機会が身近にあるということは、忙しく病院にどうしても行く時間がない方にとっては、とても貴重です！

零売薬局の薬剤師の方に症状などを相談し、お薬の正しい使い方を教えてもらうようにしましょう。

あなたにとって、薬局で買える抗生物質が健康に寄与できることをお祈りいたします！

本記事の監修者

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
店主＆薬剤師　箱石智史