五苓散

処方箋なし市販で買える五苓散

処方箋なし市販の五苓散の概要

処方箋なし市販で購入できる五苓散について

五苓散は「水分代謝改善」の代表格と言えるような漢方薬です。

水分代謝に関する漢方薬はいくつか存在しますが、その中でも五苓散は1番処方が多いものとなります。

具体的には水分の循環を改善し無駄な水分を取り除きます。
余分な水分を尿として排泄するわけではありません。

体内で水分の流れが悪くなるとどこかで滞りが生じてしまいます。
その結果、浮腫（むくみ）が発生します。

五苓散はその循環を改善することで浮腫（むくみ）を初めとする諸症状を改善します。

吐き気や嘔吐、下痢（夏場の下痢にも◎）、むくみ（浮腫）、めまい、頭痛（低気圧などの気圧変化によるものなど）、二日酔い、乗り物酔い、ドライマウスなどに効果があります。

特に気圧変化による頭痛にもよく処方されます。

漢方薬は実証や虚証などの体格の良し悪しで最適な漢方薬が選ばれますが、五苓散は証に関係なく使うことができます。

処方箋なし市販で購入販売できるお薬です。

処方箋なし市販の五苓散の効果

五苓散は以下の効果を持ちます。
（五苓散の添付文書より引用）

口渇、尿量減少するものの次の諸症：

浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病

五苓散の飲み方（服用方法）

五苓散の飲み方は以下の通りとなります。

《ツムラ 17 五苓散エキス顆粒》

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

《クラシエ 17 五苓散科エキス細粒》

通常、成人1日6.0gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

《クラシエ 17 五苓散科エキス錠》

通常、成人1日18錠を2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

処方箋なし市販の五苓散の副作用

五苓散の副作用として以下の症状が報告されております。

・発疹、発赤、瘙痒等
・肝機能異常(AST、ALT、γ-GTP等の上昇)
etc...

頻度は限りなく低いですが、このような症状が出ましたら服用を中止し医師の診察を受けてください。

五苓散に含まれる生薬（成分）

《ツムラ 17 五苓散エキス顆粒》

7.5g中（1日量）に以下の生薬が含まれております。

《クラシエ 17 五苓散科エキス細粒/エキス錠》

処方箋なし市販で買える五苓散の注意点

以下に該当する方は服用する際に注意が必要です。

詳しくは担当の医師または薬剤師に相談してください。

・妊婦の方
・授乳婦
・小児等
・高齢者の方

処方箋なし市販の五苓散の飲み合わせ

五苓散は特に注意すべき飲み合わせの薬はありません。

他の漢方薬と併用される際は、成分(生薬)が重複してしまう可能性があるので、服用前に医師または薬剤師に飲み合わせを確認してください。

その他の注意点

●五苓散を始めとする漢方薬は様々な生薬を含んでおります。副作用防止の観点から他の漢方薬と併用される際は必ず事前に飲み合わせを確認するようにしてください。
●五苓散を使用しても症状が改善されない場合は医師の診察を受けましょう。
●特に頭痛で服用している方は1年に1回は脳の検査を受けてください。
●五苓散などの処方箋なし市販で購入できる医療用医薬品は通販できません。
●飲み忘れた場合は一度に2回分を服用せず、必ず1回分に留めてください。
●処方箋なしのお薬や市販のお薬と併用する場合は注意しましょう。

参考文献

添付文書
くすりのしおり（ツムラ 17 五苓散エキス顆粒）
くすりのしおり（クラシエ 17 五苓散科エキス細粒）
くすりのしおり（クラシエ 17 五苓散科エキス錠）
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

この記事を書いた人

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
代表＆薬剤師　箱石智史
薬剤師歴：8年

五苓散は主に浮腫（むくみ）と二日酔い、乗り物酔い、低気圧などの気圧変化による頭痛、でよく処方される漢方薬です。

処方箋なし市販で購入販売できるお薬です。

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