麻黄湯

処方箋なし市販で買える麻黄湯

処方箋なし市販の麻黄湯の概要

処方箋なし市販で購入できる麻黄湯について

麻黄湯は風邪の引き始めやインフルエンザで処方される漢方薬です。

強い寒気、熱、節々の痛みがある時に使います。

特に汗が出ない時に適している漢方薬と言われております。

麻黄湯は体を温めるので発汗作用があります。

咳を鎮める効果もあるため気管支喘息でも使われます。

処方箋なし市販で購入販売できるお薬です。

処方箋なし市販麻黄湯の効果

麻黄湯は以下の効果を持ちます。
（麻黄湯の添付文書より引用）

悪寒、発熱、頭痛、腰痛、自然に汗の出ないものの次の諸症：

感冒、インフルエンザ（初期のもの）、関節リウマチ、喘息、乳児の鼻閉塞、哺乳困難

麻黄湯の飲み方（服用方法）

麻黄湯の飲み方は以下の通りとなります。

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

処方箋なし市販の麻黄湯の副作用

麻黄湯の添付文書には以下の副作用が報告されております。

・発疹、発赤、瘙痒等
・不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等
・肝機能異常（AST、ALT等の上昇）
・食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐等
・排尿障害等

頻度は低いですがこのような症状が出た場合、使用を中止し医師の診察を受けてください。

麻黄湯に含まれる生薬（成分）

7.5g中（1日量）に以下の生薬が含まれております。

各生薬の効果

◎キョウニン（杏仁）
鎮咳、去痰

◎ケイヒ（桂皮）
体を温め、血流を促進して発汗促進、解熱効果

◎マオウ（麻黄）
発汗、解熱、鎮痛

◎カンゾウ（甘草）
鎮痛、鎮痙、抗炎症

処方箋なし市販で買える麻黄湯の注意点

以下に該当する方は服用する際に注意が必要です。

詳しくは担当の医師または薬剤師に相談してください。

・病後の衰弱期、著しく体力の衰えている方
・著しく胃腸の虚弱な方
・食欲不振、悪心、嘔吐のある方
・発汗傾向の著しい方
・狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある方
・重症高血圧症の方
・排尿障害のある方
・甲状腺機能亢進症の方
・腎機能障害の方
・妊婦の方
・授乳婦
・小児等
・高齢者の方

処方箋なし市販の麻黄湯の飲み合わせ

麻黄湯は以下の薬との飲み合わせには注意してください。

・マオウ含有製剤
葛根湯、小青竜湯、麻黄附子細辛湯等
・エフェドリン類含有製剤
エフェドリン塩酸塩
dl-メチルエフェドリン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン等
・モノアミン酸化酵素（MAO）阻害剤
セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩等
・甲状腺製剤
チロキシン、リオチロニン等
・カテコールアミン製剤
アドレナリン、イソプレナリン等
・キサンチン系製剤
テオフィリン、ジプロフィリン等
・カンゾウ含有製剤
芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等
・グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン、グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠等

その他の注意点

●麻黄湯を始めとする漢方薬は様々な生薬を含んでおります。副作用防止の観点から他の漢方薬と併用される際は必ず事前に飲み合わせを確認するようにしてください。
●麻黄湯を使用しても症状が改善されない場合は医師の診察を受けましょう。
●麻黄湯などの処方箋なし市販で購入できる医療用医薬品は通販できません。
●飲み忘れた場合は一度に2回分を服用せず、必ず1回分に留めてください。
●処方箋なしのお薬や市販のお薬と併用する場合は注意しましょう。

参考文献

添付文書
くすりのしおり（ツムラ 27 麻黄湯エキス顆粒）
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

この記事を書いた人

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
代表＆薬剤師　箱石智史
薬剤師歴：8年

麻黄湯は風邪の引き始めやインフルエンザで処方される漢方薬です。

特に寒気や節々の痛みが強い際に活躍します。

また鎮咳作用もあるため気管支喘息でも使われます。

処方箋なし市販で購入販売できるお薬です。

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