麻杏薏甘湯

処方箋なし市販で購入できる麻杏薏甘湯

処方箋なし市販麻杏薏甘湯の概要

処方箋なし市販で購入できる麻杏薏甘湯について

麻杏薏甘湯は処方箋なし市販で購入できる漢方薬です。

麻杏薏甘湯は、関節痛、神経痛、筋肉痛を改善する漢方薬です。

慢性的な関節痛、筋肉痛などに処方されることもあり、夕方になるにつれ痛みが増す方にも適していると言われております。

また関節リウマチにも処方されることがあります。

処方箋なし市販麻杏薏甘湯の効果

麻杏薏甘湯は以下の効果を持ちます。
（ツムラ 78 麻杏薏甘湯　添付文書より引用）

関節痛、神経痛、筋肉痛

処方箋なし市販で購入できる麻杏薏甘湯の飲み方（服用方法）

麻杏薏甘湯の飲み方は以下の通りとなります。

通常、成人1日7.5gを2～3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

処方箋なし市販の麻杏薏甘湯の副作用

麻杏薏甘湯の添付文書には以下の副作用が報告されております。
（ツムラ 78 麻杏薏甘湯の添付文書より引用）

不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢、排尿障害等

麻杏薏甘湯に含まれる生薬（成分）

それぞれ以下の通りとなります。

本製品7.5g中（1日量）に以下の生薬が含まれております。

各生薬の効果

◎ヨクイニン（薏苡仁）
肌のターンオーバー正常化、むくみ改善、イボ

◎キョウニン（杏仁）
鎮咳、去痰

◎マオウ（麻黄）
発汗、解熱、鎮痛

◎カンゾウ（甘草）
鎮痛、鎮痙、抗炎症

処方箋なし市販で買える麻杏薏甘湯の注意点

麻杏薏甘湯を服用する際、以下に該当する方は服用する際に注意が必要です。

詳しくは担当の医師または薬剤師に相談してください。

・病後の衰弱期、著しく体力の衰えている方
・著しく胃腸の虚弱な方
・食欲不振、悪心、嘔吐のある方
・発汗傾向の著しい方
・狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある方
・重症高血圧症の方
・排尿障害のある方
・甲状腺機能亢進症の方
・妊婦
・授乳婦
・小児等
・高齢者の方

処方箋なし市販の麻杏薏甘湯の飲み合わせ

処方箋なし市販で購入できる麻杏薏甘湯は以下のお薬との飲み合わせに注意が必要です。

・マオウ含有製剤
葛根湯、小青竜湯、麻黄湯等

・カンゾウ含有製剤
芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等

・エフェドリン類含有製剤
エフェドリン塩酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン等

・モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤
セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩等

・甲状腺製剤
チロキシン、リオチロニン等

・カテコールアミン製剤
アドレナリン、イソプレナリン等

・キサンチン系製剤
テオフィリン、ジプロフィリン等

・カンゾウ含有製剤
芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等

・グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン、グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠等

その他の市販の漢方薬などと併用する場合は、生薬が重複することがありますので薬剤師等に飲み合わせを確認してください。

その他の注意点

●麻杏薏甘湯を始めとする漢方薬は様々な生薬を含んでおります。副作用防止の観点から他の漢方薬と併用される際は必ず事前に飲み合わせを確認するようにしてください。
●麻杏薏甘湯を使用しても症状が改善されない場合は医師の診察を受けましょう。
●麻杏薏甘湯などの処方箋なし市販で購入できる医療用医薬品は通販できません。
●処方箋なしのお薬や市販のお薬と併用する場合は注意しましょう。

参考文献

添付文書(ツムラ 78 麻杏薏甘湯エキス顆粒)
くすりのしおり（ツムラ 78 麻杏薏甘湯エキス顆粒）
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構（PMDA）

この記事を書いた人

〈処方箋なし市販でも病院のお薬が買える零売薬局〉
Grand薬局　上野店
代表＆薬剤師　箱石智史
薬剤師歴：8年

麻杏薏甘湯は処方箋なし市販で購入できる漢方薬です。

麻杏薏甘湯は関節痛、関節リウマチ、神経痛、筋肉痛などの症状に効果のある漢方薬です。

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