ピドキサール錠20mg

ピドキサール錠20mg｜処方箋なし市販で買えるビタミンB6

処方箋なしで市販で買えるピドキサール錠20mgの概要

この記事から得られること

この記事では以下のような項目について解説しております。

◎処方箋なしで市販で買えるピドキサール錠20mgの効果・副作用・飲み方・飲み合わせ等について
◎薬剤師の経験から見るピドキサール錠20mgについて
◎処方箋なし市販のピドキサール錠20mgの注意点について

薬剤師の経験から見るピドキサール錠20mg

処方箋なし市販で購入できるピドキサール錠20mgは医療用ビタミンB6製剤となります。

ピドキサール錠20mgは先発医薬品であり、後発医薬品（ジェネリック医薬品）として「ピリドキサール錠」が存在します。

先発医薬品のピドキサール錠20mgは1968年から販売され、昔からあるお薬となります。

ビタミンB2製剤として妊婦の方のビタミン補給や口内炎、口角炎などにも使用されます。

特に皮膚科では肌荒れでよく処方されております。

ビタミンB6はGABAやセロトニン、ドパミン、アドレナリンなどの神経伝達物質の生合成に関係するビタミンです。

これらはアミノ酸から作られており、ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関係しております。

また女性ホルモンのエストロゲンの代謝にも関係していると言われております

処方箋なし市販ピドキサール錠20mgの効果

処方箋なしで市販で購入可能なピドキサール錠20mgには以下のような効果があります。
（ピドキサール錠20mg 添付文書より引用）

（1）ビタミンB6欠乏症の予防及び治療
（2）ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補
給（消耗性疾患、妊産婦、授乳婦等）
（3）ビタミンB6依存症（ビタミンB6反応性貧血等）
（4）下記疾患のうち、ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると
推定される場合
・口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎
・急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎
・尋常性痤瘡
・末梢神経炎
・放射線障害（宿酔）

処方箋なし市販で購入可能なピドキサール錠20mgの飲み方

ピドキサール錠20mgは以下のような服用方法と定められております。

ピリドキサールリン酸エステル水和物として、通常、成人1日10～60mgを1～3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

→ピドキサール錠20mgであれば、1日3錠までが上限となります。
基本的には1回1錠、1日3回、毎食後で処方されるケースが多いです。

ピドキサール錠20mgの副作用

ピドキサール錠20mgには以下のような副作用が報告されております。

〈頻度不明〉

発疹等の過敏症状、悪心、食欲不振、腹部膨満感、下痢、嘔吐等

→いずれの場合も頻度は限りなく低いですが、このような症状が出た場合、使用をやめ医師の診察を受けてください。

ピドキサール錠20mgの飲み合わせ

処方箋なしで市販で購入可能なピドキサール錠20mgは以下のお薬と飲み合わせが良くありません。

●レボドパ（パーキンソン病治療薬）
→レボドパの作用を減弱することがある。

市販のサプリメントにもビタミンB6が含まれることがありますので、成分の重複には注意しましょう。
また処方箋なしのお薬や市販のお薬との飲み合わせにつきましては服用前に医師または薬剤師と相談してください。

その他の注意点

■処方箋なし市販で購入可能なピドキサール錠20mgは通販できません。
■市販のサプリメントにもピドキサール錠20mg錠と同じ成分を含むものがございます。成分の重複には注意してください。
■処方箋なしのお薬は市販のお薬と一緒に併用される際、薬剤師に飲み合わせを確認してください。
■使用しても症状が改善しない場合は必ず医師の診察を受けましょう。

参考文献

添付文書
くすりのしおり

この記事を書いた人

Grand薬局　上野店
店主＆薬剤師　箱石智史

ピドキサール錠20mgは処方箋なし市販で購入可能な医療用ビタミンB6となります。
肌荒れ、湿疹、妊婦等の栄養補給で使われるお薬です。
市販のサプリメントにも類似の成分がありますので、併用で成分の重複には注意しましょう。
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