ビタダン配合錠

［処方箋なし市販で購入できるビタダン配合錠］

零売対象処方箋なしでも薬局で購入できるビタダン配合錠

処方箋なしの総合ビタミンB配合剤ビタダン配合錠の概要

この記事から得られること

この記事では以下のような項目について解説しております。

◎処方箋なしで買えるビタダン配合錠ついて(効能効果・副作用・用法用量)
◎薬剤師の経験から見るビタダン配合錠について
◎その他注意点について

薬剤師の経験から見るビタダン配合錠

ビタダン配合錠は総合ビタミンB製剤でして、1錠に4つのビタミンBが配合されております。

市販で言う「マルチビタミン」的なポジションです。

ビタミンB1、B2、B6、B12の効果により様々な効果を発揮します。

ビタミン補給が難しい場合やニキビ、肌荒れ、神経炎などでよく処方されるお薬です。

特に美容皮膚科・美容クリニックで処方されることが多い印象があります。

処方箋なしの総合ビタミンBビタダン配合錠の特徴

処方箋なしで買えるビタダン配合錠の効能効果、副作用など特徴について解説いたします。

ビタダン配合錠に含まれるビタミンについて

上記にも記載しておりますが、処方箋なしのビタダン配合錠には4つのビタミンが配合されおります。

◎フルスルチアミン(ビタミンB1)
◎リボフラビン(ビタミンB2)
◎ピリドキサール(ビタミンB6)
◎ヒドロソコバラミン(ビタミンB12)

これらのビタミンはそれぞれ異なる効果を持ちます。

また、ビタミンB群は水溶性ビタミンであり体内に溜まる心配はないと言われております。

ビタミンB1

ビタミンB1は以下の作用を持ちます。

①糖質代謝をサポート
②疲労回復
③アルコール分解

ビタミンB2

ビタミンB2には以下のような作用があります。

①粘膜保護作用
②脂質代謝をサポート
③糖代謝をサポート

ビタミンB6

ビタミンB6には以下のような作用があります。

①タンパク質、脂質、糖代謝をサポート
②ヘモグロビンの形成
③つわりを軽減

ビタミンB12

ビタミンB12には以下のような作用があります。

①神経の働きをサポート
②赤血球のヘモグロビンなどの造血をサポート

ビタダン配合錠の副作用について

ビタダン配合錠の副作用を解説いたします。

●発疹、搔痒感
●悪心、嘔吐、食欲不振、胃痛、胃部不快感、腹部膨満感、口渇、下痢
●不眠、頻尿等

服用していていつもと違う症状が表れた場合、服用をやめ医師の診察を受けてください。

ビタダン配合錠の飲み合わせについて

※注意すべき飲み合わせ
薬剤名：レボドパ
→ビタミンB6がレボドパの作用を減弱することがあります。

また、市販のサプリメントにもビタミンB群が含まれていることがありますので成分が重複する可能性があります。
服用前に専門家に確認してください。

ビタダン配合錠の注意点

処方箋なしのビタダン配合錠を使用するにあたり、以下のような注意点があります。

臨床検査結果に及ぼす影響(尿検査等)

ビタダン配合錠を服用すると尿が黄色くなり、臨床検査値に影響を与えることがあります。(ビタミンB2による)

その他の注意点

■ビタダン配合錠を服用しても症状が改善しない場合は医師の診察を受けましょう。
■飲み忘れてしまった場合は、1度に2回分を服用せず、1回分だけ服用してください。
■他の処方箋なしのお薬と併用する場合や、市販薬と併用する場合は事前に医師または薬剤師に相談しましょう。
■ビタダン配合錠などの処方箋なしで買えるお薬は通販(郵送販売)できません。

参考文献

添付文書（ビタダン配合錠）
くすりのしおり（ビタダン配合錠）
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

この記事を書いた人

Grand薬局　上野店
店主＆薬剤師　箱石智史

ビタダン配合錠は処方箋なしでも販売可能なお薬の一種です。
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